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味覚障害とは①

味覚障害という言葉を聞いたことある人も多いのではないでしょうか。味覚障害とは味覚の感度が低下したり、なくなったりする症状の事を言います。
いわゆる甘味、酸味、旨味、苦味などの味覚が低下する事で、何を食べても味がしなくなり、非常にそっけない感じになってします。症状がひどくなると何も口の中に含んでいないのに塩味や苦味を感じることや、何を食べても美味しくないと感じてしまう事もあります。
では何故このような味覚障害がおきてしまうのでしょうか。考えられる要因はいくつかありますが、まずは日常生活から考えられる原因を紹介いたします。

<日常生活から考えられる味覚障害の原因>

■偏食による「亜鉛」の不足
ここ最近の日本人の多くが慢性的な野菜不足など食生活に乱れが起きています。
特に好きな物だけを食べる、食べたいものだけを食べるなど偏食ばかりしていると本来食事からとるはずの「亜鉛」の量が不足してしまい、舌の表面にある味を感じる細胞の新陳代謝が十分に行われなくなるため、味覚障害が起きてしまいます。
また食品添加物の中には食品に含まれている亜鉛が体に吸収されるのを妨げるものがあると言われています。

■高齢による味覚の減退
人間年齢を重ねるとともに味覚の変化が起きます。
子供のころ苦手だったものが大人になって食べられるようになった・好きになったという体験をした事がある人も多いのではないでしょうか。
これと少し意味合いは異なりますが、加齢とともに味を感じる「感覚器の機能が低下」する事で味覚障害が起きます。
その年齢として60~70歳代がピークと言われており、味覚障害の過半数が60代以上の高齢者であるとも言われております。