Contents

PR

耳の健康

耳とその奥にある三半規管は、聴覚のみならず平衡感覚をもつかさどる大変重要な器官です。
そのため耳の病気は、私たちの日常生活に多大な影響を及ぼします。
普段あまり意識することのない耳には、どういった病気が発生しうるのでしょうか?
耳が司っている聴覚は、視覚と同様、私たちの生活には不可欠であるといえます。そして、三半規管が司っている平衡感覚も二足歩行する人間には欠かせない能力です。
そして、この二つの能力は耳の病気にが原因で働きを阻害されてしまいます。私たち人間の生活は、先天的な能力によって維持されているといえます。
例えば、二本の足で歩く能力や他人とコミュニケーションをとるための能力、左右にぶれることなく、にまっすぐ立つ能力など多くの能力が私たちの生活に関与しています。そしてこれらの能力の多くは耳と切っても切れない関係を持っています。

耳の病気

つまり耳が病気になってしまうと、私たちの生活を維持するための能力も影響を受けてしまい日常生活を送ることが困難になるのです。
耳の持つ能力は、私たちの生活においては必要不可欠なものです。しかし、耳の病気に気付くことなく放置していると耳の能力は衰えていきます。
そうしたことを防ぐためにも、耳の病気の兆候にいち早く気付くことが大事です。耳の病気の多くには共通の症状が伴います。
耳の病気を早期に発見するためには、症状の発生に注意することが大事です。どのような症状が耳の病気によって起こるのでしょうか?
また、耳そのものに起こる病気は、非常に厄介なものといえますので、よく把握しておくことが大事です。

耳鳴り1

耳鳴りは、病気そのものではなく「病気に伴う症状」の一つです。
また、健康な人にも耳鳴りは起こりえますので、耳鳴りを知覚した場合は原因が病気であるかどうかを見極めることが肝要です。
耳鳴りは幾つかの種類に分類され、それぞれの原因や症状が分類の目安となります。

生理的耳鳴り

生理的耳鳴りは、健康な人にも起こる耳鳴りです。
たとえば静かな場所で過ごしている時やトンネルに入った時などに発生するのが代表的な生理的耳鳴りです。
生理的耳鳴りの原因は周囲の環境であり、無音状態や気圧の変化が耳鳴りの原因となります。

病的耳鳴り

病気が原因で起こる耳鳴りのことを病的耳鳴りといいます。主に鼓膜のある中耳から三半規管がある内耳に掛けての病気や難聴が原因で発生します。
耳の病気以外での原因としては、高血圧や動脈硬化などの血管の病気や甲状腺機能低下症などの首の病気があります。

自覚的耳鳴り

自覚的耳鳴りは、耳鳴りを感じている人だけにしか聴こえない耳鳴りです。生理的耳鳴りや病的耳鳴りの多くは、この自覚的耳鳴りに含まれます。

耳鳴り2

他覚的耳鳴り

他覚的耳鳴りというのは、自分のみならず周囲の人も聴き取ることが出来る耳鳴りです。
他覚的耳鳴りの場合、耳鳴りに独特の高い音がするのではなく「ゴリッ」「ゴボゴボ」などといった低音が聞こえるのが大きな特徴です。
血管の拍動や筋肉の痙攣などが他覚的耳鳴りの原因です。
耳鳴りは実に様々な原因によって生じるため、決定的な治療法や予防法がないのが実情です。次に、耳鳴りを改善または克服するための方法を紹介します。

生理的耳鳴りの克服

正常な人でも感じることのある生理的耳鳴りに、飛行機が浮上した時や電車がトンネルに入った時の耳鳴りがあります。
この耳鳴りは周囲の気圧変化によって生じるものです。鼓膜が気圧変化の影響を受けていることが原因として挙げられます。口を大きく開くことで、この耳鳴りを改善することができます。

病的耳鳴り・他覚的耳鳴りの改善

病的耳鳴りや他覚的耳鳴りの中には、血流が原因となっているものがあります。
こうした耳鳴りを感じた時は、カイロや蒸しタオルなどで耳や首の周辺を温めて血行を促進することで症状の改善が期待できます。