めまい1
平衡感覚や視界に歪みが発生する症状を総称してめまいと言います。
症状としては「目が回り、視界がぐるぐると回転したように感じる」「左右に揺れを感じて立っていられなくなる」「物が歪んで見える」などがあります。
原因や症状の出方などによって、めまいは医学的に四つに分類できます。
回転性めまい
回転性めまいとは、自分の地面か身体が回転しているような錯覚を感じるめまいのことです。
強烈な吐き気とめまいを感じるのが特徴で、その場で何度も回転することで体験可能な、平衡感覚の一時的喪失と症状が類似しています。
浮動性めまい
浮動性めまいとは、フワフワとした感覚を足に覚えるめまいのことです。
比較的症状が軽いときに起こりやすいめまいであり、場合によっては脳の病気が原因であることもあります。
めまい2
立ちくらみ
立ちくらみとは、視界が真っ暗にり意識が遠のく症状を伴うめまいの一種です。
起立時などに発生しやすいため「起立性調整障害」とも言われ、特に子供に見られることが多い症状です。
動揺性めまい
動揺性めまいは浮動性めまいよりも強い症状を持つめまいで、足だけでなく頭や視界も左右に揺れる感覚を覚えるのが特徴です。
まっすぐに歩くことも困難になるなどの症状が現れます。
めまいの原因
めまいの多くは、直立歩行を行うための平衡感覚を司る内耳の前庭神経と三半規管の異常、もしくは三半規管からの情報を処理する脳の病気が原因となります。つまり、めまいの原因には耳が深く関与しているのです。
このような耳の病気が原因で起こるめまいを「末梢性めまい」と呼び、一方脳が原因で起こるめまいのことを「中枢性めまい」と呼びます。
脳に原因がある中枢性めまいならば、脳障害に繋がる危険性があるので、可及的速やかに専門医の診察を受ける必要があります。
難聴1
音量が30db以下の音が知覚しにくくなる難聴は、誰もが発症する可能性のある病気の一つと言えます。
現代の日常生活の中においては、発症の原因となりうる耳が痛くなるような騒音を聞き取る場面が数多くあるため、難聴は現代病の一つともいえます。
発祥する原因によって難聴は分類することが出来ます。
伝音性難聴
伝音性難聴とは、外耳から中耳に掛けての部位に生じた損傷によって発生する難聴であり、中耳炎などの耳の病気が原因となります。
伝音性難聴は手術による治療が可能ですが、術後の後遺症が大きくなりやすいのが難点であるといえます。
感音性難聴
感音性難聴とは神経系や内耳に原因を持つ難聴のことです。
感音性難聴は小さな音が聞こえにくくなるのみならず、聴き取った言葉が脳に別の言葉として伝達されることがあるため複数人での会話が困難になるなどといった症状が現れます。
難聴2
混合型難聴
混合型難聴とは感音性難聴と伝音性難聴が入り混じった症状を持つ難聴のことです。
外傷性難聴
突発性難聴は有名人が患ったことでその名が知られるようになりました。
これは発症の原因がわからないという特徴を持った難聴です。症状はかなり重く、場合によっては聴力を完全に喪失してしまうことがあります。
突発性難聴発症の原因として考えられているものは、血液循環の障害やストレスなどによる神経の失調、ウィルスへの感染などが挙げられます。
難聴の悩み
騒音や耳の病気などが原因になって起こる難聴は、日常生活に様々な悩みをもたらします。
人の話が聞こえづらくなり会話がストレスになってしまったり、テレビの音量を必要以上に上げることで消費電力が増加してしまったりといったさまざまな悩みが起こります。
難聴が進行すれば、完全に聴力を失う恐れもあり精神的に疲弊してしまうことも多いです。